2009年9月23日水曜日

連休最終日

ぽっちりまったり。
仕事もしてるけどね。
ちょっと机を離れて台所に行っていた隙に、
自分の机の上がこんなことになってた。

兄弟で立体的に使ってやがる。
マンション兄弟。
どかすにどかせない。
自分たちの寝場所があるにもかかわらず、だ。
机の上の兄貴(猫)をどかそうとしたら、
怒られた。
立ち退き拒否。
それなりの補償(=おやつ)を出せばすぐ動くのだが、
この立派加減をみるとなぁ、それはどうかと。



しょうがねぇ、秋刀魚にビールとするか・・・。

2009年9月21日月曜日

うな丼スタイル。

高校時代からの友人Hが、某国家試験しくじり記念に鰻ゴチするから成田までカモーンというので、つられてホイホイ横須賀線に乗り込んだ。エアポート成田という成田空港行きの快速が1時間に1本くらいあって、これに乗れば成田まで一本なのだ。ただし、ケツが痛くなるほど乗る(笑)

成田に着いたのだが、Hはどうやら会社でトラブルに巻き込まれているらしい。とても動けそうに無い状況みたいなので参道を散歩してみることにした。確かにしばらく前よりもだいぶ雰囲気は良くなっているように思える。そんなこんな考えつつ歩くこと10分、自分好みの雰囲気のお店を発見。今日の鰻はココだろうと思い写メをHへ送るとその通りとの返事が。なるほどね。

ようやく山門までたどり着いた。木造の立派な山門。そこからまた階段を上って広い境内へ出た。すでに逢魔時を過ぎる頃、夏が名残を見せているとはいえすっかり暗くなる時間である。境内にほとんど人は居らず時々巡回してくる警備員さんに十分怪しまれながらお賽銭を投げて。商売繁盛をお願いしておいた。駆け込みですんまへんご本尊様。

ココまで来てもまだHから連絡は来ず、仕方ないので駅まで戻ることにする。さっき参道を下ってきたからえええぇっと登るのか。やれやれ。テクテク上りながらふと思いついたのだがいやしかし成田はわりとこうぽこんとした台地の上に市街地が乗っかっている格好のようである。イタリアのシエナに似てると言ったら言い過ぎか。

シエナって一度しか行った事は無いけれど、そう、参道あたりがシエナの旧市街みたいな感じになってくれると楽しいんだけれど。市街地が建物の森と言うか迷路感があってカオスなんだよね。そそ、カオス。

なぜだかなぁと階段を上りながら気持ち酸欠の頭で考えると、そう、きれい過ぎるんだ。一生懸命やってるのはすごいわかるんだけど自分たちが楽しんでないというか、自分たちが住んでいるわけでしょ、たぶんね、納得してやってないと思うわけです。街とは、ソコをたずねる人たちのためにでは無く、ソコに住んでいる自分たち自身にベクトルが向いていれば、それが洋風だろうが和風だろうが関係なく共通し通用するライフスタイルが生まれる。
それはカオスだから、ある人にとっては不便だったり、ある人には居心地良かったりするんだろうけど、万人に受け入れられるようなものではないんだよね、「その町スタイル」っちうのは。

酸欠アタマに思考まで入れたので干上がったところでコーラを一本流し込んで一息ついたらHが迎えに来てくれて先ほどの店へ。つまみを頂きながらお銚子一本開けたところで鰻様登場。

すげ~。
うわさどおりきっちり鰻が2段、重なっている。
おまけに閉店間際だと言うのに炊き立てご飯。
何気ないと言うのは、すばらしい。何がすばらしいかと言うと、それがもはやライフスタイルになってるからなんだ。無意識が、極上のサービスを生むんだなぁ。そして、シンプル・イズ・ベスト、それこそがジャパンスタイルだね。感動した。

大満足してお店を出てもう一軒寄り道。ピンガを頂く。
最終に間に合うようにHと駅で別れてまた電車に揺られつつそれでも、模索のきっかけがあるならばきっと幸せだし、未来はあるかなと思った。

2009年9月17日木曜日

なぁ~んも困んねぇんだから困ったもんだ。

レガシィ君のタイヤを交換。かなりひびが入ってた。
まとまったお金が入ったら換えようとか考えていたのだが、ある日寄ったガソリンスタンドのアンちゃんに「タイヤ、空気抜けてるっすよ」といわれ、それはいかんなあということでおにいちゃんにはスタンドでタイヤを交換するよう勧められたがソコまで鴨ではないのでとりあえず空気を入れて帰った。
さて、換えねばいかんが、お金は無い。さてさてと思っていたら某オートショップの折り込み広告を見つけた。4本で工賃込みでも3万円ちょっと。すばらしい。
いわゆる「アジア系タイヤ」ってやつである。
もともと、欧米系のタイヤメーカーの下請けでタイヤを作っていた会社が、自分たちのブランドを作って売っているわけだ。値段が値段だけにどんなもんかと思ったが、いくら260PSとはいえレガシィワゴンはもとより箱根をビュンビュン攻められる車体ではないし、腕も根性もございません。ウエットもまあ4駆ですから、テキトーに何とかなるでしょということで早速お店へ。
午前中だったのでとっとこ終了。

こんな感じ。
デザインもトレッドパターンも普通だ。
乗り心地と静粛性のレベルは結構高いなと思う。合格点。
高速でもノイズはほとんど大きくならない。
グリップも一皮むけたら現在のところ問題なし。
あとは耐久性くらいだね。

いや、冗談抜きでイマドキは充分である。
耐久性にしたって、正直値段は日本製の3分の1である。3回変えればいいことだ。
品質で追いつかれたらもはや日本製のタイヤはブランドの安心感だけにすがるしかない状態なのか?
それはあまりにも虚構だろう。タイヤ業界のみならず、建築業界だって半製品の部品を買ってきて組み立てるのが住宅産業というのが正直な現状ならば、これから先何を指標に生き残っていくのかそれぞれが真剣に考えねばなるまい。

2009年9月7日月曜日

塩ちん食べ比べ。

先日、何気に買った塩ちんすこうがうまくて、相方が大量に(5袋位すけど)取り寄せてうまいとtwitterでつぶやいていたらマイミクさんが沖縄土産で別なメーカーのものを買ってきてくださった。(うどん星人二合さん感謝です)ので、食べ比べしてみた。右側がウチで購入、左がお土産。

他にもいくつかあるみたい。
左は「南風堂」右は「ナンポー通商」パッケージはどちらも青が基調の涼しげな色。
あれ、普通のちんすこうって赤っぽいパッケージの印象だったんだけどな?
形状はお土産が従来からあるちんすこうの代表的な形、購入版が丸型。
塩味加減は買ってきたやつのほうが強い。
甘みはお土産版のほうが強いかな。
生地は購入版がちょっとしっとり、お土産版がさっくり。
材料が変わらないからそんなに違わないけど、そんな感想。
どちらもおいしうございました。

近々自家製ちんすこうにもちゃれんじしようと思う今日この頃。

ドキュメンタリー映画。

この夏、CATVで見たかった2本の映画を見た。
「Into the Wild」と「いのちのたべかた」だ。

まず前者Into・・は正確にはドキュメンタリーではない。しかし、実際に存在し、アラスカの荒野で亡くなっているのを発見された一人の青年がたどった旅路がドキュメンタリーとして出版され、監督ショーン・ペンはそれを客観的かつ丁寧に映像化している。

一人のまじめな青年が大学を優秀な成績で卒業したとき、身の回りの全てを捨てて「北」を目指し旅を始めるというのがストーリーなのだが、社会という枠の中から外れることがどんなに過酷なことか、LAのど真ん中で、アラスカの荒野で彼は思い知ることになる。そんな彼が旅で出会う人たちは同じように枠から飛び出してしまったまま戻れない大人たち。そんな大人たちは彼へ、枠へと戻ることこそが現実であり、未来だと話す。
全ての痕跡を消し去って逃げることは簡単だ。極端な話、人間は自分自身を消し去ることも可能だ。しかし彼は生きたかったんだと、現実を生きていることを実感したかったのだ。
だけども、同時に、人間は誰しもがランボーにはなれないってこと。自然に取り込まれたとき、どれだけ弱い存在かって事。それを実感する。だから彼が社会の枠に戻ろうとしたときに、何が彼に起こったか?それはDVDを見てから。


もうひとつ、「いのちのたべかた」は衝撃的なドキュメンタリーだ。PG-12だからお子様は両親同伴で見てねという内容なんだけど、大人でさえ多分、具合の悪くなるシーンも出てくる。実際自分も「うっ・・」と思うシーンがいくつかあった。
映画はストーリー、というより、ほとんど解説もナレーションも音楽もなく、淡々と進んでいく。だが苦痛ではないのはもちろん衝撃的な映像であると同時に、美しいのである。決して美化することの出来ない現場ほど、美しいものは無いと思ってしまう。工場萌えなどという言葉があるけれど、現実からカメラというフィルターをとおして離れた瞬間に、それは美しく輝きだす。
これは、子供が高校生になったらぜひ家族で見てもらいたいと思う。そして映画を見終わったあと家族で話してもらいたいと思う。これはホラーでもスプラッターでもなく、これが世界中のマクドナルドでチーズバーガーが24時間いつでも注文できる為のしくみだってこと。これが善い事か悪い事かではなく、これが貴方の生命維持の仕組みだって事。「マトリックス」より、現実はもっとすごいのだ。

どちらもテーマとして、「生命」をとらえている。2本の映画に現実的な共通項があるわけではないが、いえることは「人が未来を迎えるための今この瞬間に生命を維持すること」がどれだけ大変で、努力が必要なのか、ことなんだろう。

あと、人に出来ることは、感謝くらいしかない。

2009年9月5日土曜日

座禅とカップヌードル。

さってと。
今日は座禅の勉強会。
この座禅会は毎回、集まってくる同志の意識もとても高く、ただ単にビジネスのネタになればいいかとかあわよくば受注につながれば、みたいな空気が感じられない。自分を高めようとする真剣さが参加者から伝わってくるし、ビジネスのヒントを僕にくれるのでとても楽しみにしている。というより紹介してくれた親友に感謝である。

さておき、見るとはなしにテレビを見ていたのだが、カップヌードルの会社を紹介していて感心したこと。
当然、かの会社は世界企業なのだが、同じカップヌードルといえども、たとえばアメリカ向けはすする文化が無いので麺を短くしているとか、インド向けは汁麺の文化が無いので焼きそばタイプだとか、何千万個と生産するカップヌードルなのに意外なほど柔軟に、細かく仕様変更をしている。

本人たちにとっては当たり前の話なんだろうし、日本の企業は電化製品とか車とか、結構まじめにそういうところをやっているのは良く知っている。ただ、食品は、特にインスタント食品は「食べられればいいっしょ」みたいな事かと思っていたので意外だと思ったのである。大企業でさえ、そういう努力を日本はしているのである。あ、そのしわ寄せが零細企業に来てるんだよとか、そういう愚痴はひとまず置いといて。

で、今日の師匠のお話を思い出した。師匠曰く「全てどこかから持ってきたものでなく、全商品の3%はオリジナルなものをラインナップすれば、顧客はどんどん増える」ふーむ。3%ならばまだまだ日本の中小企業、自分が身を置く建設業にも努力できるのではないだろうか。

ところで今の自分は中小企業でもないけどね。個人事業主だから。

2009年9月1日火曜日

お役所まわり。

台風一過、気温ぐんぐん上昇。
本日は午後から案件の手続きで行政庁を巡った。都合3箇所。
とても簡単な建築物であり、水道も電気も引かないいっちゃあなんだがただの箱を建築するだけの仕事なのだが、敷地規模と延べ面積が規定数値を超えているということで、確認申請前の事前調整の対象になった。

これがまた厄介である。事前調整の対象になった担当部署だけで20数件。全てに現地の地図や計画を記した図面を添付する。これを用意するだけで一苦労。まずこれで本協議の対象になるのかどうかを判断される。所内便で配布してくれるところを除いても十数か所。えっちらおっちら上へ下へ走り回る。でもって各部署からのお答えを待つこと1週間、お答えは5箇所。

再度言っちゃあ何だが、本当に、小屋なんである。最初に「電気も水道も引きませんぜ道路も作りませんぜ旦那」と説明しているにもかかわらず、5箇所。それも現場地域にそれぞれ散らばっている。ええ、そんなのさぁ、最初に受け付けてくれたところが説明すればそれでいいんじゃないのか?と思うでしょ。民間の会社ならそうでしょ?ワンストップをうたい文句にするでしょ普通。ちがうんだな。全部説明に行くんだな。

電車を乗り継ぎ、バスに乗り、てくてく歩いてたどり着いて担当者をつかまえて「協議に来ましたかくかくしかじかな建物でございます」と説明すると「んじゃこれとこれとこれを用意してココにはんこ押したやつ持ってきてください」えええ又でスカイ。だって事前の協議で図面つけたじゃん。必要なら最初に言ってよ。あげくに「この内容の建築物で調整は必要だと思わないけどねぇ」いやそれ絶対、貴方に言われたくないです!帰りの電車でどっと疲れた。

現状に文句をつけるつもりもないし、イレギュラーを許容せよというのも空虚な話であることは確かだ。実際にそういうシステムが出来上がっていて、その中で何千人という人間がかかわって運用されているのだ。一寸のイレギュラーも許さないシステムが。

でももう、かかわる我々はそういうシステムでは動いていない。すくなくともそういったコスト、いわゆる人件費ってやつ?は見込まれていない。それが事実だ。安定した動作のためにバッファーが必要なのは理解できるが、バッファのために我々のコストが上がるのは理解しがたい。せっかく?政権も変わったことだし、もう少しその辺風通しのよいオペレーションになることを祈るしかないな。

で、明日もその続き。やれやれ。